平成最後のJリーグ第九節は現在第2位につけているサンフレッチェ広島戦でした。
ここまで圧倒的な守備の硬さを誇りしっかりと勝ちを積み重ねてきた広島に対し、名古屋はここまで得点力を武器に戦ってきたチームです。
試合前から最強の矛と盾と言われていましたが、それに恥じない素晴らしい試合となりました。

得点者:前田
試合を通して
何と言っても前田のスタメン復帰!!!!!
前に見ていただけた方なら知っていると思いますが、前田のファンなので本当にうれしかったです。
シャビエルが負傷欠場ということでここまで調子を上げてきていたのでキツイかなという印象はありましたが、それをしっかりと結果で応えてくれた前田はやっぱり最高だ!!
前半はパーフェクトな展開だったと思います。 ボール回しにミスがなく前半最初こそ崩し切る場面は少なかったですが、それだけ広島の守備は堅いなと実感させられました。
鹿島戦のように前半支配出来たとしても、取るべき時間で点が取れないと手痛いカウンターをくらうのは知っているので心配していましたが、前田がしっかりとゴールポイントを取ってくれました。
後半は正直完璧な展開ではありませんでした。
ポストに何回も救われるシーンが見られたし、完全に裏取られて崩されたところもありました。
そのなかでランゲラックを含めたDF陣は集中力を保ちながら結果0で抑えることが出来たのは収穫だったと思います。
そして今日の試合で一番良かった点は4万人をこえる応援でしょう。
後半途中のハイラインからの鬼プレスは応援の力を借りてぶっ放していったとさえ見えました。 その分80分過ぎに足が止まりかけてましたが(笑)
*良かった点*
この試合で個人的にMoMを挙げろと言われたらランゲラックを推すでしょう。
今日の試合勝ち点3を拾えたのはかなりランゲラックの活躍のおかげだったと思います。前節武田が高い位置まで出てきて自分の良さを全開に出していましたが、ランゲラックの堅実性は流石と言わざるを得ません。あとは身体能力も素晴らしいです。跳躍力と伸びてくるセーブは一試合あけていても健在でした。
宮原は古巣対決とあってかかなり気合が入っていました。爽やかな顔をしていますが、めちゃくちゃゴリゴリに戦っていました(笑) 前に後ろに足を止めずに戦える選手は見ていて本当に気持ちいいです。左の吉田もそうでしたが、躊躇なくゴール前までガンガン入っていくのは頼もしいものがありました。
点を取った前田ですが、その得点シーンではめちゃくちゃ長い距離を全力でスプリントしています。こういう選手が前にいると前線はすごく楽に戦えます。また前への推進力は必要ですね。
あとは前節も上げましたが中谷が本当に素晴らしいです。貫禄のようなものを感じますね。
守備でも当然戦えていますが、後半にスプリントしながら速攻に加わり、最後シュートまでもっていく姿を見ると本当に名古屋に来てくれてありがとうという感じです。
丸山キャプテンも攻撃参加する場面がありましたが、これだけ後ろの選手でもどんどん飛び込んでいくのは面白いです。しっかりとリスク管理をしながらどんどんトライしてもらいたいところです。
最後ですが、アーリアの代わりにでた小林がそのままSTのようなポジションで出ていたのが面白かったです(笑) コンバートとまでは言いませんが、意外なプレイをほかの選手も見せてもらいたいですね!!
…..あ、この試合でも米本シミッチのWボランチの二人は神でした。結局この二人について触れてしまうと毎試合同じ事を書き続けなきゃいけないので割愛します。もう全ての試合MoMでいいよ…
*残念だった点*
追加点を決められる場面で決めきれなかったところに尽きます。ジョーも二つほど決定機があり,立て続けに押し込める時間でも追加点を奪えなかったのは本当に痛い点でした。
逆に広島は完全にフリーでミートせずにポスト横に逸れるシーンがあったり、ポストに2.3回ほど当たったりと名古屋にとって助けられた展開にもなりました。
仮にほとんど支配できたとしてもカウンター本、フリーキック一つで点が取れるのがサッカーなので、後半までとても怖い時間が続くことになりました。
あとは後半途中押し込まれる時間帯に、ボールを取ったら前に出そうとする気持ちが強いためか慌てたように前に出していって取られるという場面は少し良くない点だったと思います。劣勢な時間帯にどれだけ落ち着いてボールキープをできるかというのも重要なポイントだと思うので、もう少しボールを回せてもよかったのかなとは思います。
感想
前田ファンとしてはリーグ戦で楽しそうにプレーしている姿を頭から見れてとても良い試合でした。
後半相馬が左に流れてからのジョーへのクロスは去年の連勝を思い出すようでワクワクしたし、高い位置から徹底的にプレスをかけていくところは最高でした。
全体的にはとても質の高い試合だったと思うし、平成最後の試合ということで、しっかりと試合をまとめることが出来たかなと思います。
今後の展望
次節は令和の初戦ということになりますが、なにかと因縁がある湘南ベルマーレ戦です。去年残留を争い劇的な試合展開ではありましたが、最終節はPK2つで追いついただけで流れの中からは点を決めていません。
基本的にはしっかりと守備を固めてから速いカウンターをしかけてくるのが湘南のスタイルです。
いかにリスク管理をしながらしっかりと早い時間で点を取れるかというのがポイントになってくると思います。
ターニングポイントでいつもぶつかる湘南ですが、首位に食らいつくためにもしっかりと勝ち点3を取りたいところです。
令和でも名古屋グランパスを応援していきましょう!!!!!
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